himie

about

concept

佇まいの細部を、時が磨くまで

ただひとつの線。
揺るぎない存在の重さ。
ひそかな緊張感。
バランスの奇跡。

それは、静かなる主張。

himieのジュエリーは、
五感に蓄積された数多の記憶から生まれます。
眺め、匂い、名もなき感情、水、手触り、耳にした詩。
断片的な記憶たちが時を経てふと繋がった瞬間に、
形を伴い、作品となります。

そして、手のなかで完成したと思っても
すぐに店頭に並べることはありません。
数日から数ヶ月、アトリエの一角に置き
その存在が時に磨かれ、
研ぎ澄まされるのを見続けながら、
完成の瞬間が向こうからやってくるのを待ちます。

100年先、アンティークと呼ばれるようになるまでの
一定ではない、時の流れに想いを馳せて。
ひとつのジュエリーから
無数の幸せな瞬間が生まれることを祈って。

bridal

時の輝きを象る

これからはじまる永い時のなか
瑞々しく輝く瞬間が、薬指で輝きつづけることを想って。
一人ひとり異なる手指の形にあわせ、
つけた瞬間にその人になるものを。
時の輝きを象るのは、
しずかで強い、普遍的という美しさ。

reform

時を編み込む

時の流れは一定ではなく、
時代の空気、持ち主によっても
伸び縮みするものだから。
寝そべる時がいまを捉えた瞬間、
いまはちいさな息を吐き、色鮮やかに生まれかわる。
ジュエリーに宿された時を編み込み、
いま、新たな時に繋ぎなおす。